投資イコール融資 ランドバンキングの本質を考える

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為替

投資についての考え方

日本は投資・金融のリテラシーが低いと言われる国です。

事実そうなのかは別として、もし投資・資産運用に慣れていない方がいれば、投資における分かりやすい考え方があります。

投資とはそもそも、「企業に対する貸付」です。

企業は、営業利益を最大化するために、自社の株式や債券、何らかの権利を、あらゆる形に形式を変え、社外・マーケットに開放し資金を回収します。そこで得た資金を元に、より大きいビジネスへと投資していきます。

その過程で商品は複雑化し、金融商品に姿を変え、その権利自体を売買したり、売買する権利すらも売買したりと、リスクとリターンが色々な形で組み上げられています。

但し、原則として投資は「企業に対する融資である」という事に変わりはありません。

誰に、どこにお金を貸したら一番多く返してくれるか、を考える事が投資です。

一番困っている人に貸すのが一番儲かる

何らかの事情で、安い金利で融資が引けないという場合ほど、金利は高くなります。つまり貸し手はリスクと引き換えに、高い金利を受け取ります。

これは投資においても同じです。何らかの理由で、その企業が資金を欲しているが、安い金利では調達出来ない時、投資商品として設計され、リスクとリターンを投資家が得るようになります。

ランドバンキングなどの、土地を仕入れるビジネスを行う会社は、強い資金需要がついて回ります。マンションなどと違い、銀行融資が難しい土地は、自己資金で買ったとしても、その土地を売るまでは資金回収が出来なくなり、収益が悪化してしまいます。その為、どこからかお金を調達して土地を仕入れ、開発行為や営業活動に資金を充てる事で、スムーズにビジネスが動き出します。

不動産投資の話の中では、「そんなに儲かるならあんた(販売会社)がやればいい」という文句がありますが、必ずしも正しくはありません。自己資金だけでは大きなビジネスに出来ないからです。もちろん潤沢な資金があれば、わざわざリスクを負ってまで投資家を探したり、営業費用を払って購入者を探す必要はありません。

前述の通りそれは現実的ではありませんので、資金を何らかの方法で調達して売上拡大を行う必要があります。

ランドバンキング事業はまさにそのようなビジネスで、慢性的な資金需要に苛まれます。最終出口まで数年から10年かかるようなビジネスにおいては、投資家からの資金集めは切っても切り離せません。

そういう意味では、「ランドバンキング業者は常に困っている(強い資金需要がある)」ため、投資家の利益も大きくなりやすいという側面があります。

ランドバンキングに限らず、どんな投資でも原則的には同じです。より困っている資金需要に素早く資金を供給する事で、大きなリターンが期待出来ます。

もちろん、大前提として投資対象が安全かどうか、将来性があるかどうかは常に考えた上で、投資の一つの判断材料として、「この会社は、この投資はどのぐらい資金需要があるのか」を考えて見て下さい。

編集部 担当デスクA